先日、祖母が94歳の大往生で他界しました。
通夜、告別式と久しぶりに親族の席に座って、焼香にいらした方々に礼をし続けていた私でしたが、仕事柄、そんな時にもスイッチが入ってしまい、参列者の方々の装いが、気になってしまい、ついついファッションチェックをしてしまいました。
喪服というと、使用頻度が、多くはない為、デパートの礼服売場で見かける商品は、長く着られるトレンドを意識していないデザイン…というものが一般的です。
まぁ、ハッキリ申し上げて、お洒落なものは少ないですよね。 そうは言っても、普段お洒落を楽しんでいる方にとっては、礼服売場の喪服着用は、ちょっと辛いものがあります。
因みに私は、いつも愛用しているブランドで黒のスカートスーツを購入して着るようにしています。 色が黒で、シンプルなデザインであれば、基本的には問題ありません。 ただ、ボタンが金や銀の光る物だとNGです。 アクセサリーも結婚指輪以外の着用は、控えるというのがマナーではありますが、パールの一連ネックレス+パールのピアス位なら許される範囲だと思います。
時にパールの指輪をなさっていらっしゃる方をお見かけしますが、これは、控えた方が無難です。 パールの玉のサイズによっては、パーティー風になってしまいます。 靴とバックも同様に光り物が付いているものは、NGです。 最近流行りのパテントレザーの靴などは、例え部分使いであっても、履かずに黒のカーフのシンプルなパンプスが、相応しいとされています。 バックも同様に、金具が付いていない物がベターでありますので、ケリーバックやシャネルバックなどは、本来はNGという事になります。 正式には、布製のバックがよいのですが、普段ブランド物のクオリティーの高いバックを持っていらっしゃる方には、礼服売場で、売られている布製バックは持ちたくないのが本音ですよね。 とはいえ、いつ出番がくるかは、予測不可能なものですから、マナーに則した装いを普段から用意出来ていることが、大人の女性には必要なことだと、この度の葬儀で、つくづく感じてしまいました。
知ってるようで、案外知らなかったりするのが、冠婚葬祭マナーです。 それなりに場数を踏めば、身につくとはいえ、皆さまも、衣替えついでに改めて、葬儀用の装いをチェックしてみては如何でしょうか? 三森M,由佳
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